
| 報告書番号 | RA2008-7-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2007年09月06日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 宮島線 広電西広島駅構内[広島県広島市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 広島電鉄株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 広島県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2008年07月25日 |
| 概要 | 広島電鉄株式会社の宮島線広電西広島駅発商工センター入口駅行き2両編成の下り回送第30932号列車は、平成19年9月6日(木)、広電西広島駅6番線を定刻(9時32分)より遅れて出発した。 列車の運転士は、速度約15km/hで運転中、西広島44EP分岐器を通過後に異常を感じたため、ブレーキを使用し、同分岐器から約50m行き過ぎて停止した。停止後に確認をしたところ、列車は後部車両の後台車全2軸(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)が右へ脱線していた。 列車には、運転士、車掌及び同社社員2名が乗車していたが、負傷者はなかった。 |
| 原因 | 本事故は、曲線半径の小さい本件分岐器において、内軌側車輪の背面をガードする設備のない右トングレール部で、転向横圧や超過遠心力による横圧に衝撃的な横圧が加わって脱線係数が増加するとともに、アタック角の増加により等価摩擦係数が増加して限界脱線係数が低下したため、後部車両の後台車第1軸右車輪が、摩耗により断面形状が車輪フランジ形状に近くなっていた本件分岐器右トングレール上に乗り上がり、右へ脱線したことによるものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |