JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 RA2008-2-4
発生年月日 2007年06月12日
区分 鉄道
発生場所 弘南線 平賀駅構内
事業者区分 中小民鉄
事業者 弘南鉄道株式会社
事故等種類 列車脱線事故
都道府県 青森県
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2008年02月29日
概要  弘南鉄道株式会社の弘南線黒石駅発弘前駅行き2両編成の上り第12列車は、ワンマン運転で、平成19年6月12日(火)、柏農(はくのう)高校前駅を定刻(8時32分)に出発した。
 列車の運転士は、平賀駅上り場内信号機の故障のため、代用手信号の進行信号現示を確認し、同駅構内の分岐器を対向で通過した後、列車の後部から大きな音を聞いたため、非常ブレーキを使用して停止した。先頭車両(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)の前台車は同分岐器の本線側(進路側)に進入して脱線せずに停止したが、後台車第1軸の右車輪と第2軸の左右車輪は副本線側で脱線した。後部車両の全4軸は副本線側に進入して線路上で停止した。
 列車には、乗客約30名及び運転士1名が乗車していたが、死傷者はなかった。
原因  本事故は、本件列車が平賀駅本線に進入中であるにもかかわらず、94号分岐器のテコを副本線側に転換するように指令員が操作したことから、本件列車の先頭車両の前台車が本線に進入後に同分岐器が転換し、先頭車両の後台車と後部車両の前後台車が副本線に進行したため、脱線したことによるものと推定される。
 指令員が同分岐器のテコを操作したことについては、指導通信式の施行に伴い業務が輻輳し、本件列車が平賀駅本線に進入していることを一時的に失念したことが考えられる。このときに本件列車が同駅本線に向かって同分岐器付近を進行していたことについては、指令員から指示を受けずに手信号現示者が進行信号を現示したためと考えられる。
 また、同社では指導通信式の施行方法や手信号の取扱い方法を含む異常時の運転取扱いに関する教育訓練が十分に行われていなかったことから、日常の安全管理体制や事故防止の取り組みの姿勢に問題があったことが、事故原因に関与した可能性が考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。