報告書番号 | RA2007-9-1 |
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発生年月日 | 2006年01月25日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 日高線 苫小牧駅構内[北海道苫小牧市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車衝突事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年12月21日 |
概要 | 北海道旅客鉄道株式会社の日高線鵡川(むかわ)駅発苫小牧駅行き1両編成の上り普通気第4222D列車は、平成18年1月25日(水)、ワンマン運転で勇払(ゆうふつ)駅を定刻(6時45分)に出発した。 列車は、留置してある車両がある苫小牧駅3番線に誘導信号により入線するため、停止信号が現示されている同駅の場内信号機の手前に停止した。運転士は、同信号機に併設されている誘導信号機に誘導信号が現示されたことを確認し、列車を起動させて速度約15km/hで走行した。運転士は、留置してある車両の20m手前に列車を一旦停止させようとして常用ブレーキを使用したがあまり減速しないので、さらに非常ブレーキを使用したものの停止できずに留置してある車両に衝突した。 列車には、乗客14名及び運転士1名が乗車していたが、乗客1名が軽傷を負った。また、留置してある車両には、誰も乗車していなかった。 列車及び留置してある車両のそれぞれの連結器等が損傷した。 |
原因 | 本事故は、本件運転士が本件列車を留置車両の手前に一旦停止させようとして使用した常用ブレーキのブレーキ力が不足していたため、本件列車が停止できずに留置車両に衝突したことによるものと推定される。 ブレーキ力が不足したのは、耐雪ブレーキの使用を継続するべき状況にあったにもかかわらず、その使用をやめたため、制輪子と車輪との間に雪氷が介在し、常用ブレーキを使用した際、制輪子と車輪間の摩擦力が大幅に低下したことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:1名(乗客) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |