
| 報告書番号 | RA2005-2-3 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2004年02月05日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 津軽鉄道線 金木駅構内[青森県五所川原市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 津軽鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 青森県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2005年04月22日 |
| 概要 | 津軽鉄道株式会社の津軽鉄道線津軽五所川原駅発津軽中里駅行き1両編成の下り普通第1列車は、平成16年2月5日(木)、ワンマン運転で嘉瀬(かせ)駅を定刻(7時53分)に出発した。運転士は、地吹雪の中、金木駅の下り場内信号機(腕木式)の進行信号を確認し、下り本線に停車するため速度約25km/hで第1号分岐器を通過中に異音を感知し、直ちに非常ブレーキを使用した。 列車は、第1号分岐器のトングレール先端から約26m行き過ぎて停止し、前台車全2軸(前後左右は、この列車の進行方向を基準とする。)が右へ脱線した。 列車には運転士及び乗客7名が乗車していたが、死傷者はいなかった。 列車は、右側の排障器等が損傷した。 |
| 原因 | 本事故は、本件分岐器の右トングレールと右基本レールの間に雪が介在したことにより両レールが密着していなかったが、運転当務者が本件分岐器の密着確認を行うのを失念し、そのことに気付かないまま、場内信号機に進行信号を現示したため、本件列車が密着していない本件分岐器に進入し、脱線したことによるものと推定される。 また、本件分岐器の密着確認を行っていないにもかかわらず、運転当務者が下り場内信号機に進行信号を現示したことについては、場内信号機に進行信号を現示する際に、密着確認を行ったか否かをその記録等により確認することとなっていなかったことが関与したものと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |