
| 報告書番号 | RA2005-1-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2004年02月03日 |
| 区分 | 軌道 |
| 発生場所 | 本線(軌道線) 広電西広島停留場~福島町停留場間[広島県広島市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 広島電鉄株式会社 |
| 事故等種類 | 車両脱線事故(道路障害に伴うもの) |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | 負傷 |
| 都道府県 | 広島県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2005年02月25日 |
| 概要 | 広島電鉄株式会社の広電宮島口駅発広島駅停留場行き上り第20852電車(3両編成)は、平成16年2月3日(火)、広電西広島停留場を定刻(9時24分)に出発した。当該電車の運転士は、新己斐橋西詰交差点を速度約25km/hで惰行運転中、約12m前方から軌道敷内を走行してくる普通貨物自動車を発見したため、非常ブレーキを使用したが間に合わず、普通貨物自動車と衝突した。 電車は、1両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)の前台車の全2軸が左へ脱線した。 当該電車には、乗客約200名及び乗務員3名が乗車していたが、このうち乗客8名が軽傷を負った。また、普通貨物自動車の運転者に死傷はなかった。 電車は、1両目の車体前部左側及び標識灯などが損傷し、普通貨物自動車は荷台及び後車軸等が損傷した。 |
| 原因 | 本事故は、軌道敷内の自動車の通行が禁止されているにもかかわらず、ダンプカーの運転者が渋滞を避けて、早く交差点を右折しようと思い、本件電車が対向して接近中に、安全を確認しないで軌道敷内を走行したため、本件電車がダンプカーと衝突し、その衝撃で脱線したことによるものと推定される。 |
| 死傷者数 | 負傷:8名(乗客) |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |