報告書番号 | RA2004-4-2 |
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発生年月日 | 2003年08月26日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 土讃線 阿波川口駅構内[徳島県三好郡山城町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 四国旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車火災事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 徳島県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年08月27日 |
概要 | 四国旅客鉄道株式会社の土讃線高知駅発阿波池田駅行き2両編成の上り第226D列車の乗務員は、平成15年8月26日(火)、土佐大津駅に定刻(5時39分)に到着する頃に冷房電 源用発電エンジンの回転音がいつもより大きいことに気付き、後免駅を発車後に当該エンジンを停止させようとしたが、止まらなかったため、土佐山田駅にて車両検修員の出動を要請した。到着した車両検修員により当該エンジンを停止させ、列車は定刻より約40分遅れて土佐山田駅を発車した。 その後、走行中に運転室に白煙が流入したり、運転台の表示灯が消灯したりしたため、運転所に連絡を取りながら運転を継続し、阿波川口駅には定刻より約44分遅れて8時20分ごろに到着した。 その際、先頭車両後部の床から炎が上がっているのを認めたため、消火器を使用して消火作業を行うとともに、乗客をホームに避難させた。 当該列車には、阿波川口駅で乗車した約20名を含め乗客約30名及び乗務員2名(運転士1名、車掌1名)が乗車していたが、死傷者はいなかった。 列車は、先頭車両後部の床材、電気配線の被覆、床敷物等が焼損した。 |
原因 | 本事故は、発電エンジンの調速機内部のリンク機構のピンが緩んで抜け出たため、コントロールラックが正常に作動せず、燃料が過剰に供給されたことから、未燃焼状態で排出された燃料などの異常燃焼により、消音器の温度が異常に上昇して、その直上の床内部で火災が発生したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |