JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 2003-1-1
発生年月日 2002年08月13日
区分 鉄道
発生場所 佐世保線 西有田信号場~三河内駅間[長崎県佐世保市]木原踏切道(第1種踏切道)
事業者区分 JR
事業者名 九州旅客鉄道株式会社
事故等種類 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)
踏切区分 第1種踏切道
人の死傷 負傷
都道府県 長崎県
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2003年02月28日
概要  九州旅客鉄道株式会社(以下「同社」という。)の鳥栖駅発佐世保駅行き2両編成の下り電第2937M列車(以下「本件列車」という。)の運転士(以下「運転士」という。)は、平成14年8月13日(火)、ワンマン運転で佐世保線西有田信号場を定刻に通過し、速度約65km/hで力行運転中、15時27分ごろ、木原踏切道(以下「本件踏切」という。)の中に普通貨物自動車(最大積載重量2トンのダンプトラック。以下「トラック」という。)が止まっているのを本件踏切の約100m手前で発見した。このため、運転士は、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず、本件列車はトラックと衝突し、先頭車両の前台車第2軸(前後左右は本件列車の進行方向を基準とする。以下同じ。)が右側に脱線した。また、衝突した際、トラックの積荷の石が本件列車の先頭車両の左側面前側にある客室窓ガラスを破って車内に飛び込んだ。
 本件列車には、44名の乗客が乗車しており、1名が重傷、4名が軽傷を負った。トラックの運転者(以下「運転者」という。)は、降車していたため負傷はなかった。
 トラックは大破し、本件列車は、上記の客室窓ガラスが破損したほか、幌枠、スカート等に損傷を受けた。
原因  本事故は、トラックが本件踏切内から脱出できない状態となったことにより、本件列車と衝突し、衝突後、引きずられたトラックが踏切遮断機にぶつかって本件列車と当該踏切遮断機の間に挟まれたため、本件列車に右向きの衝撃力が働き、脱線したことによるものと推定される。
死傷者数 負傷:5名(乗客)
勧告・意見(建議)
情報提供
動画(MP4)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。