報告書番号 | 2003-2-2 |
---|---|
発生年月日 | 2002年05月17日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | わたらせ渓谷線 足尾駅~間藤駅間[栃木県上都郡足尾町]下新田駅起点42k033m付近 |
事業者区分 | 第三セクター |
事業者名 | わたらせ渓谷鐵道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 栃木県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年04月25日 |
概要 | わたらせ渓谷鐵道株式会社(以下「同社」という。)のわたらせ渓谷線桐生駅発間藤駅行き1両編成の下り普通第735D列車(以下「本件列車」という。)は、平成14年5月17日(金)、ワンマン運転で足尾駅を定刻に出発し、速度約40km/hで力行運転中であった。18時56分ごろ、本件列車の運転士(以下「運転士」という。)は、突然衝撃を感知したため、直ちに非常ブレーキを使用し下新田駅起点42k070m(以下「下新田駅起点」を省略。)で停止した。本件列車は、右側(前後左右は進行方向を基準とする。以下同じ。)レールの外側近傍に落ちていた間知石にぶつかって、前台車第1軸が右側に脱線した。また、右側斜面の間知石積の落石止擁壁が42k033m付近(以下「本件崩壊箇所」という。)で崩壊していた。 本件列車の乗客2名及び運転士に死傷はなかった。本件列車は軽微な損傷であった。 |
原因 | 本事故は、線路右側の斜面の落石止擁壁前面の崩壊により落下した間知石が右側レールの外側近傍で車両限界を支障していたことから、本件列車がこの間知石にぶつかったため、前台車第1軸が脱線したことによるものと推定される。 本件崩壊箇所の崩壊については、擁壁前面の中央部分の変状が徐々に進行して発生したものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |