報告書番号 | 2002-2-2 |
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発生年月日 | 2001年12月13日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 小浜線 勢浜駅~小浜駅間[福井県小浜市]勢坂トンネル西側入口付近 |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 西日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 福井県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2002年06月28日 |
概要 | 西日本旅客鉃道株式会社(以下「同社」という。)の小浜線東舞鶴駅発敦賀駅行き2両編成の下り普通第927D列車(以下「列車」という。)は、平成13年12月13日(木)、ワンマン運転で乗客62人を乗せて勢浜駅を発車し、速度約80km/hで惰行進行中であった。8時23分ごろ勢坂トンネル(以下「トンネル」という。)西側入口付近において、約19m上の市道から線路上に転落していた無人の普通貨物自動車(最大積載量4トンのダンプ。以下「ダンプ」という。)を発見し、非常気笛を吹鳴するとともに非常ブレーキを使用したが間に合わず、速度約20km/hでダンプと衝突した。列車は、ダンプをそのままトンネル内まで押し込み、衝突地点(敦賀駅起点51k915m。以下「敦賀駅起点」を省略。)から31m行き過ぎて停止した。列車は、先頭車両前台車の第1軸及び第2軸が進行方向右側に脱線した。 列車の乗客7人及び運転士が軽傷を負った。 ダンプは大破し、列車は軽微な損傷であった。 |
原因 | 本事故は、列車が、小浜線に転落していた無人のダンプと衝突し、ダンプを先頭車両に巻き込みながらトンネルに進入する際に、ダンプがトンネル入口左側に衝突したことによる衝撃で、先頭車両前台車の第1軸及び第2軸が脱線したことによるものと推定される。 ダンプが小浜線に転落したのは、運転者がダンプのサイドブレーキを操作して停めた位置が約3%の下り勾配であったこと及びダンプを離れる際にダンプが完全に停止した状態を保つために必要な措置を講じなかったことが関与したものと推定される。 |
死傷者数 | 負傷:8名(乗客7名及び運転士) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |