JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 2002-1-1
発生年月日 2001年10月28日
区分 鉄道
発生場所 別所線 城下駅~三好町駅間[長野県上田市]石田2号踏切道(第4種踏切道)付近
事業者区分 中小民鉄
事業者名 上田交通株式会社
事故等種類 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの)
踏切区分 第4種踏切道
人の死傷 負傷
都道府県 長野県
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2002年04月26日
概要  上田交通株式会社(以下「同社」という。)の別所線上田駅発別所温泉駅行き2両編成の下り普通第37列車(以下「本件列車」という。)は、平成13年10月28日(日)、ワンマン運転で乗客約50人を乗せて城下駅を発車し、速度35~40km/hで進行中、17時39分ごろ、石田2号踏切道(以下「本件踏切」という。)において、進行方向左側から進入してきた軽自動車を本件踏切手前約20mで発見し、非常気笛を吹鳴するとともに非常ブレーキを使用したが間に合わず、軽自動車と衝突し、先頭車両の前台車第1軸(以下「第1軸」という。)が進行方向左側に脱線した。本件列車は、本件踏切から31m行き過ぎて停止した。
 本件列車の乗客及び運転士に死傷はなかった。軽自動車には運転者だけが乗車していたが、軽傷を負った。
 軽自動車は大破し、本件列車は軽微な損傷であった。
原因  本事故は、運転者が、本件踏切南側に設置されている標識等の内容を認識せず、かつ、本件踏切の存在に気付かず、本件踏切に進入したことから、本件列車の先頭部分に衝突し、衝突後、本件列車が軽自動車を先頭車両床下に巻き込んだため、第1軸が脱線したことによるものと推定される。
 運転者が本件踏切の存在に気付かなかったのは、飲酒後に運転したことと道に迷ったことが関与したものと推定される。
死傷者数 負傷:1名(軽自動車運転者)
勧告・意見(建議)
情報提供
動画(MP4)
備考
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    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。