報告書番号 | RI2024-3-1 |
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発生年月日 | 2024年01月05日 |
区分 | 軌道 |
発生場所 | 水前寺線 交通局前停留場~味噌天神前停留場間[熊本県熊本市](水道町停留場起点0k770m付近) |
事業者区分 | 公営 |
事業者名 | 熊本市交通局 (法人番号 9000020431001) |
事故等種類 | 車両障害 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 熊本県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2024年11月28日 |
概要 | 熊本市交通局の田崎橋停留場発健軍町停留場行き1両編成、下り第1351号車の運転士は、令和6年1月5日(金)、水前寺線交通局前停留場を出発した直後、乗客から扉が開いているとの申告を受けたため、直ちにブレーキを扱い、車両を停止させた。 車両のドライブレコーダーの映像に、左側(前後左右は車両の進行方向を基準とする。)の車両中央付近にある旅客用乗降口の扉が開いたまま、車両が交通局前停留場を出発していた様子が記録されていた。 車両には乗客11名と運転士1名が乗車していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、開扉状態での車両の力行を防止するための回路が正常に機能しない状態において、運転士が車両の進行方向左側の中央付近にある旅客用乗降口の扉の閉扉を行わずに出発したため発生したものと認められる。 同回路が正常に機能しない状態であったことについては、閉扉状態のときに押される同扉の開閉検知スイッチの押し棒が、本来の取付け位置とは逆向きに取り付けられていたため、開扉状態にもかかわらず開閉検知スイッチの押し棒が押されたままの状態となり、同扉が閉扉状態と検知されていたことによるものと考えられる。 運転士が同扉の閉扉を行わずに出発したことについては、運転士が既に閉扉している状態と思い込み閉扉操作をしなかったこと、出発前の車内鏡による閉扉確認を行わなかったこと、開閉検知スイッチの押し棒が押された状態で保持されていたため扉表示灯が点灯していたことが関与したと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |