
| 報告書番号 | RA2021-2-2 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2020年03月18日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 越美南線 美濃太田駅構内(単線)[岐阜県美濃加茂市] |
| 事業者区分 | 第三セクター |
| 事業者名 | 長良川鉄道株式会社 (法人番号 4200001019429) |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 岐阜県 |
| 報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
| 公表年月日 | 2021年03月25日 |
| 概要 | 長良川鉄道株式会社の越美南線北濃駅発美濃太田駅行き1両編成(ワンマン運転)の上り第12列車の運転士は、令和2年3月18日(水)14時44分ごろ、美濃太田駅構内の半径300mの左曲線付近を速度約17km/hで走行中に衝撃を感じ、非常ブレーキを使用して列車を停止させた。 列車の停止後に同運転士が車両の床下を点検したところ、前台車の全2軸が右に脱線していた。 列車には、乗客10名及び運転士1名が乗車していたが、負傷者はいなかった。 |
| 原因 | 本事故は、列車が半径300mの左曲線を通過中に軌間が動的に拡大したため、前台車全2軸の左車輪が軌間内に落下し、続いて前台車全2軸の右車輪が軌間外に落下したことによって発生したと考えられる。 軌間が動的に拡大したことについては、まくらぎの不良やレール締結状態の不良が連続していたために、列車通過時の横圧によってレール小返り及びレール横移動が生じたことによるものと考えられる。 まくらぎの不良やレール締結状態の不良が連続していたことについては、まくらぎ及びレール締結装置の管理において技術力不足が見受けられる現業機関の社員が経過観察で良いと考え、整備が行われなかったためと考えられる。また、技術力不足については、本社の現業機関社員に対する教育の実施及び確認が不十分だったためと考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |