報告書番号 | RA2021-2-1 |
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発生年月日 | 2020年03月09日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 芸備線 東城駅~備後八幡駅間(単線)[広島県庄原市]備中神代駅起点20k060m付近 |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 西日本旅客鉄道株式会社 (法人番号 1120001059675) |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 広島県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2021年03月25日 |
概要 | 西日本旅客鉄道株式会社の芸備線新見駅発備後落合駅行き1両編成(ワンマン運転)の下り快速列車である第441D列車は、令和2年3月9日(月)東城駅を定刻(5時46分)に出発した。 列車の運転士は、日の出前の周囲が暗い中、東城駅~備後八幡駅間を速度約65km/hで走行中に、衝撃を受け非常ブレーキを操作したが、斜面が崩壊してポケット式落石防護網に貯留していた土砂等に衝突した。列車は、進行方向左側に傾いて、車体が横転し全軸が脱線した。 列車には運転士1名が乗車していたが、負傷はなかった。 |
原因 | 本事故は、斜面が崩壊して落下した岩塊、土砂等がポケット式落石防護網に貯留してせり出し、列車の進路を支障しているところに進行してきた本件列車がこれと衝突したことにより車両が横転し、全軸が脱線したものと考えられる。 斜面が崩壊したことについては、斜面上部の脆弱な岩盤が長期にわたる風化の進行により徐々に岩盤内部の強度が低下したことにより発生したものと考えられる。 また、本件運転士がポケット式落石防護網に貯留した土砂等が列車の進路を支障していることに気付くことができなかったことについては、日の出前で周囲が暗かったことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |