報告書番号 | RA2020-1-4 |
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発生年月日 | 2019年06月06日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 1号線 下飯田駅~立場駅間[神奈川県横浜市]関内駅起点17k889m付近 |
事業者区分 | 公営 |
事業者名 | 横浜市交通局 (法人番号 3000020141003) |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 神奈川県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2020年02月27日 |
概要 | 横浜市交通局の1号線湘南台駅発あざみ野駅行き上り普通第532列車(6両編成)の運転士は、令和元年6月6日(木)5時22分ごろ、下飯田駅を定刻に出発した後、走行中に突き上げるような衝撃を受けた。 このため、運転士は非常ブレーキを扱い、運輸司令に非常に大きな音とともに突き上げるような衝撃を受け、非常ブレーキを扱い停車したこと等を報告した。その後、運輸司令の指示に従って、列車の転動防止措置を講じるとともに下飯田駅から駆けつけた係員と一緒に乗客を降車させ、下飯田駅まで誘導した。 同列車の転動防止を行った際に、右側(以下、車両は前から数え、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の車輪が横取り装置(横取り材)に乗り上げ左側に脱線していることを確認した。 列車には、乗客121名及び運転士1名が乗車しており、運転士が軽傷を負った。 |
原因 | 本事故は、可動式横取り装置の定期検査において、本線右レールの横取り材の収納を失念しレールに被せたまま作業を終了したところに列車が進行したため、列車の複数の右車輪が横取り材に乗り上げ左側へ脱線したものと推定される。 本線右レールの横取り材の収納を失念したのは、作業終了時に行うべき本線右レールの横取り材が収納されていることを確認しなかったことによるものと推定される。 また、同横取り装置は、横取り材を収納しない状態においても警告灯等の作動を停止することができる構造となっていたことから、警告灯等の消灯確認をもって横取り材が収納されていると思い込んだことが関与した可能性が考えられる。 なお、規程の遵守を徹底するための研修及び数年間定期点検を担当しない職員に対する教育等が十分でなかったことが作業終了時に行うべき確認行為を失念したことに関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:1名(運転士) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |