報告書番号 | RA2019-4-1 |
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発生年月日 | 2018年06月16日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 臨海本線 蘇我駅構内[千葉県千葉市] |
事業者区分 | 貨物鉄道 |
事業者名 | 京葉臨海鉄道株式会社 (法人番号 2040001002188) |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 千葉県 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2019年06月27日 |
概要 | 京葉臨海鉄道株式会社の臨海本線蘇我駅発千葉貨物駅行き19両編成の第4095列車の運転士は、平成30年6月16日(土)、13時45分ごろ、蘇我駅を出発した。出発後、分岐器を通過中に後ろに引っ張られる感じがしたため後方を確認したところ、4両目(以下、車両は機関車を含め前から数え、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の貨車が左に傾いているのを認めたことから、非常ブレーキを操作して列車を停止させた。 停止後、4両目の貨車を確認したところ、全4軸が左側に脱線していた。 同列車には運転士1名が乗車していたが、負傷はなかった。 |
原因 | 本事故は、19両編成の貨物列車が蘇我駅構内の106ロ分岐器付近を走行中に軌間が拡大したため、4両目の貨車の全4軸が脱線したものと考えられる。 106ロ分岐器付近の軌間が拡大したことについては、軌道の保守管理を担当している日本貨物鉄道株式会社が、定期検査において不良と判断されたまくらぎが連続していたにもかかわらず、まくらぎ交換や補修等の措置を講じていなかったため、レールの締結力が低下していたことによるものと考えられる。 まくらぎ交換や補修等の措置を講じていなかったことについては、定期検査における軌間の静的測定値が整備基準値内であったことにより、軌間拡大に対する危険性を十分に認識できていなかった可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |