
| 報告書番号 | RA2017-3-1 | 
|---|---|
| 発生年月日 | 2015年12月11日 | 
| 区分 | 鉄道 | 
| 発生場所 | 山田線 平津戸駅~松草駅間(単線)[岩手県宮古市] | 
| 事業者区分 | JR | 
| 事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 
| 事故等種類 | 列車脱線事故 | 
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | 負傷 | 
| 都道府県 | 岩手県 | 
| 報告書(PDF) | 公表 | 
| 公表年月日 | 2017年04月27日 | 
| 概要 |  東日本旅客鉄道株式会社の山田線宮古駅発盛岡駅行き1両編成の上り普通第645D列車は、平成27年12月11日(金)、平津戸駅を定刻(19時24分)に出発した。列車の運転士は、平津戸~松草駅間を速度約55km/hで走行中、前方の線路上に倒木を発見したため、直ちにブレーキを使用したが列車は線路上に流入していた倒木や土砂等に衝突し、これらに乗り上げて停止した。 その後の調査の結果、列車は全4軸が脱線し、車体は右側(以下、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)に傾いていた。また、停止した列車の左側の斜面は崩壊し、線路上に土砂等が流入していた。 列車には、乗客22名及び乗務員2名(運転士及び車掌)が乗車しており、そのうち、乗客15名及び運転士が負傷した。  | 
                                
| 原因 |  本事故は、斜面が崩壊したことによって線路内へ流入した倒木や土砂等に、列車が衝突し乗り上げたため、脱線したことにより発生したものと推定される。 斜面が崩壊したことについては、急な斜面であること及び風化により斜面表層部が不安定化していたところに、降雨や融雪などにより斜面表層の重量が増加したことによる可能性があると考えられる。  | 
                                
| 死傷者数 | 負傷:16名(乗客15名及び運転士) | 
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |