
| 報告書番号 | RI2014-1-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2012年06月19日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 福武線 三十八社駅構内[福井県福井市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 福井鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 車両障害 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 福井県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2014年02月28日 |
| 概要 | 福井鉄道株式会社の福武線田原町停留場発神明駅行き2両編成ワンマン運転の上り第750列車の運転士は、平成24年6月19日(火)、同列車が三十八社駅に到着したときに、同駅に停車していた対向列車の運転士から1両目の右側後部(車両は前から数え、前後左右は列車進行方向を基準とする。)の旅客用乗降口の扉が開いた状態で進入してきたと連絡を受けた。 連絡を受けた第750列車の運転士が車両を点検したところ、1両目の右側後部の旅客用乗降口の扉が開いていた。 列車には1名の乗客と運転士が乗車していたが、転落等による負傷者はいなかった。 |
| 原因 | 本重大インシデントは、旅客用乗降口の扉を開閉する機構において、戸閉め機械と扉をつなぐアームを戸閉め機械に取り付ける部分で、2本の取付ボルトのうち1本が脱落し、残りの1本が緩んでいたために、扉が戸閉め機械の開閉動作に関係なく動く状態となって、駅に到着する際の列車の減速等による慣性力により、扉が列車の進行方向へ開いたことにより発生したと考えられる。 ボルトが脱落及び緩んでいたことについては、ボルトに損傷がないこと、短い期間でボルトが脱落及び緩んでいたと考えられることから、締付不足、又は、がたつきのあるボルト及びナットを使用したことによる可能性があると考えられる。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |