
| 報告書番号 | RI2013-2-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2011年08月09日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 天竜浜名湖線 浜松大学前駅~都田駅間(単線)[静岡県浜松市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 天竜浜名湖鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 車両障害 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 静岡県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2013年11月29日 |
| 概要 | 天竜浜名湖鉄道株式会社の天竜浜名湖線新所原駅発掛川駅行き1両編成の上り第122列車(ワンマン)は、平成23年8月9日(火)、都田駅に停車するためのブレーキ扱い中、列車右側(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の前部旅客用乗降口のドアが開いたため、列車の運転士は直ちにブレーキハンドルを操作して列車を停止させた。停車後、確認したところ、右側前部の旅客用乗降口のドアは全開しており、右側後部の旅客用乗降口からは、乗客が乗り込んで来ていた。その後、運転指令の指示で旅客用乗降口の鎖錠を行った状態で運転を継続し、天竜二俣駅で車両を交換した。 なお、列車には、乗客数十名が乗車していたが転落等による負傷者はいなかった。 |
| 原因 | 本重大インシデントは、列車のドア開閉を行う電気回路の中に、走行中にドアが開くことを防止する機能を持つ戸閉保安回路を迂回する形で回路が増設されており、制御装置(PLC)の動作不良によって当該ドアの開閉を行うドア電磁弁へ電源が供給され、さらに電源線にある半導体リレーの不具合により出力が導通(オン)状態となって、ドア電磁弁に電流が流れてドアが開いたことにより発生したものと考えられる。 なお、制御装置(PLC)の動作不良に関しては振動等が関与した可能性が考えられるもののその原因を明らかにすることはできなかった。また、半導体リレーに不具合が発生したことについても、その原因を明らかにすることはできなかった。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |