報告書番号 | RA2012-5-2 |
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発生年月日 | 2011年07月14日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 磐越西線 徳沢駅構内[福島県耶麻郡西会津町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 福島県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2012年06月29日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の新潟駅発会津若松駅行き3両編成の上り普通第3222D列車は平成23年7月14日、鹿瀬駅を定刻に出発した。 列車の運転士は徳沢駅構内の西川トンネル内を速度約35km/h で惰行運転中、 トンネル出口から前方約27mのレール間に岩塊を認めたため、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず、岩塊に乗り上げて1両目の前台車全軸が右側へ、後台車全軸が左側へ脱線した。 列車には乗客12名及び乗務員2名(運転士及び車掌)が乗車していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、見通しの悪い区間で、斜面から線路上に落下していた岩塊に気付いた運転士が非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車が岩塊と衝突して1両目の車両が脱線したために発生したものと推定される。脱線に至る過程は、まず列車の1両目が岩塊を床下に巻き込み前台車全軸が右側に、次いで1両目の車両後部が浮き上がり、後台車全軸が左側に脱線したと考えられる。 斜面から岩塊が落下したことについては、斜面に露出していたと推定される岩塊の周辺土砂がある程度の期間を通して、降雨時などの表層の浸食により徐々に流出した結果、岩塊が安定性を失ったことが原因と考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |