報告書番号 | RA2011-6-1 |
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発生年月日 | 2010年07月31日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 岩泉線 押角駅~岩手大川駅間(単線)[岩手県下閉伊郡岩泉町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 岩手県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年12月16日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の岩泉線茂市駅発岩泉駅行き1両編成の下り普通第683D列車は、平成22年7月31日(土)、押角駅を定刻(7時24分)に出発した。 列車の運転士は、第1大渡(おおわたり)トンネル出口手前を速度約50km/hで運転中、前方約50m(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の落石覆いの終端付近において線路上に堆積した土砂を発見したため、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は土砂に乗り上げて脱線した。 列車には、乗客7名及び乗務員2名(運転士及び車掌)が乗車しており、そのうち乗客3名及び乗務員2名が負傷した。 |
原因 | 本事故は、線路左側の斜面が崩壊して落石覆いで防ぎきれなかった土砂が、見通しの悪い区間の線路上に堆積していたため、非常ブレーキが使用されたが間に合わず、本件列車がこの土砂に乗り上げて脱線したことにより発生したものと推定される。 斜面が崩壊したことについては、斜面の浅い部分の岩盤が経年による風化の進行により安定性を失ったものと考えられる。 |
死傷者数 | 負傷:5名(乗客3名、運転士及び車掌) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |