
| 報告書番号 | RA2010-5-1 | 
|---|---|
| 発生年月日 | 2010年03月18日 | 
| 区分 | 軌道 | 
| 発生場所 | 本線 正覚寺下停留場~思案橋停留場間(複線)[長崎県長崎市] | 
| 事業者区分 | 中小民鉄 | 
| 事業者名 | 長崎電気軌道株式会社 | 
| 事故等種類 | 道路障害事故 | 
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | 負傷 | 
| 都道府県 | 長崎県 | 
| 報告書(PDF) | 公表 | 
| 公表年月日 | 2010年09月17日 | 
| 概要 | 長崎電気軌道株式会社の正覚寺下停留場発蛍茶屋(ほたるぢゃや)停留場行き1両編成の第310号車は、平成22年3月18日(木)、ワンマン運転で正覚寺下停留場を17時14分ごろ出発した。運転士は、惰行運転中、進行方向左側(前後左右は進行方向を基準とする。)から軌道敷内に進入する事業用普通乗合自動車を認め、警笛を吹鳴するとともに非常ブレーキを使用したが間に合わず、同乗合自動車に衝突した。 第310号車には、乗客1名及び運転士1名が乗車していたが、死傷者はなかった。同乗合自動車には乗客約40名及び乗務員1名が乗車しており、このうち乗客7名及び乗務員が軽傷を負った。 なお、第310号車は前部左側が損傷したが、脱線はしなかった。また、同乗合自動車は後部右側が損傷したが、火災の発生はなかった。 | 
| 原因 | 本事故は、本件電車が後方から接近している状況で、本件バスが軌道敷内に進入し、その後、本件バスの後部が軌道敷内に残った状態で停止したため、本件運転士が非常ブレーキを使用しても本件電車が止まりきれずに、本件バスに衝突したものと考えられる。 本件バスの後部が軌道敷内に残った状態で停止したことについては、バス運転者が、止まっていた軽自動車を避けるために軌道敷内に進入して軽自動車の右側を走行したものの、前方の道路が渋滞していたために、本件バスの後部を軌道敷内から進出させることができなかったことによるものと考えられる。 | 
| 死傷者数 | 負傷:8名(事業用普通乗合自動車(バス)運転者及びバス乗客7名) | 
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
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| 備考 |