報告書番号 | RA2011-2-1 |
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発生年月日 | 2009年09月09日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 東海道線 吹田信号場構内[大阪府吹田市] |
事業者区分 | 貨物鉄道 |
事業者名 | 日本貨物鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 大阪府 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年02月25日 |
概要 | 日本貨物鉄道株式会社の鹿児島線福岡貨物ターミナル駅発東北線宇都宮貨物ターミナル駅行き高速貨B第1076列車は、機関車1 両+コンテナ貨車24両編成で平成21年9月9日(水)、東加古川駅を定刻(11時01分)に出発した。同列車の運転士は、吹田信号場構内を速度約18km/h で力行運転中、着発5番線の出発信号機の停止現示を受け、ATSの警報音がしたためATSの確認扱い操作を行ったが、非常ブレーキが作動して同列車は停止した。 停止後、9両目(両数は前から数える。)の貨車の前台車全2軸が左側(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)に脱線しているのが発見された。 なお、列車の運転士にけがはなかった。 |
原因 | 本事故は、24両のコンテナ貨車を牽引した本件列車が、本件分岐器の分岐線側に進行中に非常ブレーキが作動したことにより、まだブレーキが作動していない後部貨車側からの大きな力を受けて、空車であった本件貨車の前台車が持ち上げられたため、クロッシング部を乗り越え基準線側に脱線したものと考えられる。 非常ブレーキが作動したのは、本件運転士が非常ブレーキの作動を防ぐための確認扱い操作を行ったにもかかわらず、運転士がブレーキ1ノッチに入れた状態と確認ボタンが押されている状態の重なっている時間がごく短時間であったことから、非常ブレーキの作動を停止させる回路のリレーの励磁時間もごく短くなったため、非常ブレーキの作動を止める回路が構成できなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |