報告書番号 | RA2009-5-2 |
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発生年月日 | 2008年10月23日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 西名古屋港線(あおなみ線) 名古屋駅構内[愛知県名古屋市] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 名古屋臨海高速鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 愛知県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年05月29日 |
概要 | 名古屋臨海高速鉄道株式会社の西名古屋港線(あおなみ線)名古屋駅発金城(きんじょう)ふ頭駅行き4両編成の下り301H列車は、平成20年10月23日(木)、ワンマン運転で名古屋駅1番線から定刻(5時30分)に出発した。列車の運転士は、出発後急に非常ブレーキがかかり、約230m走行した付近で列車が停止したため、車両を確認したところ、4両目(車両は前から数え、前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の全4軸が脱線していた。 列車には、乗客約25人及び運転士が乗車していたが負傷者はなかった。 |
原因 | 本事故は、本件運転士が手歯止めを撤去しないで、本件列車を出発させたため、手歯止めに車輪が乗り上げ、本件列車4両目の後台車第2軸が右に脱線したことにより発生したものと考えられる。 その後、後台車第2軸が脱線した状態で走行したことにより、後台車第1軸が左に脱線し、右に脱線していた後台車第2軸も分岐器通過時に左右レールに乗り上げて左に脱線したものと考えられる。さらに、4両目が左に傾いたことにより、前台車全2軸の右車輪が浮き上がり脱線したものと考えられる。 本件運転士が手歯止めを撤去しなかったことについては、運転士作業要領によらず、自身の経験による判断で出区点検作業を行ったことにより、撤去を失念した可能性があると考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |