報告書番号 | RA2008-03-1 |
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発生年月日 | 2008年01月16日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 島原鉄道線 西有家駅~龍石駅間[長崎県南島原市]第274号踏切道(第1種踏切道) |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 島原鉄道株式会社 |
事故等種類 | 踏切障害事故 |
踏切区分 | 第1種踏切道 |
人の死傷 | |
都道府県 | 長崎県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年12月19日 |
概要 | 島原鉄道株式会社島原鉄道線加津佐駅発諫早駅行き2両編成の上り普通第110列車は、平成20年1月16日(水)定刻(8時08分)に龍石駅を出発した。列車の運転士は、第274号踏切道に接近したところ、踏切道の動作反応灯が点灯していないのを認めたため、常用ブレーキを使用し、さらに非常ブレーキを使用したが止まりきれず、列車は踏切道に進入してきた軽乗用自動車に衝突し、踏切道から約25m行き過ぎて停止した。 列車には、乗客83人、運転士及び車掌が乗車していたが負傷者はなかった。 軽乗用自動車には、1名が乗車していたが負傷はなかった。 また、軽乗用自動車の後部が損傷したが火災の発生はなかった。 |
原因 | 本事故は、本件列車が本件踏切に接近していたにもかかわらず、踏切保安装置が作動せず、また、交通信号機に警報開始制御が出力されず、青信号を現示していたため、同信号に従い本件踏切に進入した軽自動車と衝突したことによるものと考えられる。 踏切保安装置が作動せず、また、交通信号機に警報開始制御が出力されなかったのは、本来踏切制御子と軌道回路による制御の二重系となっていた踏切保安装置が踏切制御子のみの一重系に変更されていたところに、 (1) 加津佐駅方始動点の踏切制御子で一時的な短絡不良が発生したため、直近の通過列車である対向列車が検知されず (2) このとき、対向列車のATS車上装置が故障していたため、加津佐駅方始動点の踏切制御子に対するバックアップ地上子によるバックアップが機能しなかったため、対向列車が検知されなかった ため、踏切の制御状態が初期状態に戻らなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |