報告書番号 | RA2008-01-2 |
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発生年月日 | 2007年11月15日 |
区分 | 軌道 |
発生場所 | ガイドウェイバス志段味線 ナゴヤドーム前矢田停留場~大曽根停留場間(複線)[愛知県名古屋市] |
事業者区分 | 第三セクター |
事業者名 | 名古屋ガイドウェイバス株式会社 |
事故等種類 | 車両脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 愛知県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年10月31日 |
概要 | 名古屋ガイドウェイバス株式会社のガイドウェイバス志段味線小幡緑地(おばたりょくち)停留場発大曽根停留場行き1両編成の上り第17運行車は、平成19年11月15日(木)、ワンマン運転で守山(もりやま)停留場を定刻(8時08分)に出発した。 運転士は、砂田橋(すなだばし)停留場手前で異音を聞いたため、同停留場で客扱いをした後、速度を落として運行を続けたところ、大曽根停留場手前の左曲線(前後左右は進行方向を基準とする。)を走行中、曲がりきれずに右案内軌条を乗り越えて右前輪が脱線した。 車両には、乗客約40名と運転士が乗車していたが、死傷者はなかった。 車両は、床下機器及び前輪タイヤが損傷した。 |
原因 | 本事故は、軌道区間を運行中、本来伸長しているべき本件車両の案内輪アームが格納されたため、案内軌条に沿った車両案内ができなくなり、左曲線部を直進して案内軌条を乗り越え右側に脱線したことによるものと推定される。 軌道区間を走行中に案内輪アームが格納されたことについては、操作盤の切り替えスイッチ及び電気回路等の案内装置の機器及び機能には異常が見られず、同スイッチが意図せず転換された可能性も含め、その原因を明らかにすることはできなかった。 なお、本件運転士が異音を聞いたにもかかわらず運転を継続した結果、脱線に至ったものと考えられるが、これは異常時を想定した乗務員への教育訓練不足が関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |