報告書番号 | RA2008-01-1 |
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発生年月日 | 2007年10月21日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 釧網線 浜小清水駅構内[北海道斜里郡小清水町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 北海道 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年10月31日 |
概要 | 北海道旅客鉄道株式会社の釧網線浜小清水駅発藻琴(もこと)駅行き1両編成の普気第9304D列車は、平成19年10月21日(日)、道路走行区間よりモードインターチェンジを経て鉄道区間に進入した後、浜小清水駅を定刻(12時19分)に出発した。列車の運転士は、約10m走行し、速度約5km/hで異常動揺を感じたため、直ちに停止手配をとり停止した。停止後に確認したところ、前車輪(1軸2輪)が右(前後左右は列車の進行方向を基準とする)に脱線していた。# 列車には、乗客12名と乗務員3名が乗車していたが、死傷者はなかった。 |
原因 | 本事故は、モードインターチェンジのDMV停止看板が本来の停止目標位置より2m前方のガイドウェイの進出端部に建植され、この位置において、ガイドウェイ幅が拡大し、軌間が徐々に縮小していくところであるにもかかわらず、DMV車両中心が軌道中心より右側に寄った状態で走行モードの切替を行ったため、右前車輪のフランジが右レール頭頂面上に乗った状態となり、その状態を確認することなく本件列車が走行を開始し、本件列車の前車輪(1軸2輪)が右へ脱線したことによるものと推定される。 DMV停止看板が本来の停止目標位置と異なった位置に建植されていたことについては、DMV停止看板の建植位置について同社工務部から釧路工務所へ説明が行われず、また、釧路工務所で作成した施工図と同社技術創造部作成の見取り図との照合が確実に行われていなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |