報告書番号 | RI2008-3-2 |
---|---|
発生年月日 | 2007年08月19日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 本線 飾磨駅構内[兵庫県姫路市] |
事業者区分 | 準大手 |
事業者名 | 山陽電気鉄道株式会社 |
事故等種類 | 信号違反 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 兵庫県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年07月25日 |
概要 | 山陽電気鉄道株式会社の本線山陽姫路駅発東二見駅行き4両編成上り普通第2290列車の運転士は、平成19年8月19日(日)22時44分ごろ飾磨駅上り場内信号機が停止信号を現示していたため、駅係員の代用手信号による進行信号現示を確認し上り場内信号機を越えて列車を同駅3番線に向けて進行させたところ、同駅3番線プラットホームの手前約50mで先行列車が3番線に停止しているのが見えたため、非常ブレーキを使用し、3番線の先行列車から約43m手前で列車を停止させた。 |
原因 | 本重大インシデントは、信号機の遠隔操作ができなくなり、代用手信号により信号現示を行う際、上り場内信号機の進路に支障のないことが確認されない状況下で、運転指令員の指示を受けないまま、進行信号が現示されたため、先行列車が在線しているにもかかわらず、当該進路に本件列車が進入したことによるものと考えられる。 上り場内信号機の進路に支障のないことが十分に確認されなかったことについては、先行列車が進入してから時間が経過しており、すでに進出していると思い込んだことによるものと考えられる。 本重大インシデントが発生したことについては、同社の安全管理施策の周知徹底が不十分であるため、指令所及び駅現場において担当者の安全に関する意識が根本的に欠如していたことが背景として考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |