報告書番号 | RA2007-5-2 |
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発生年月日 | 2006年11月27日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 京王線 下高井戸駅~桜上水駅間[東京都杉並区]下高井戸3号踏切道(第1種踏切道) |
事業者区分 | 大手民鉄 |
事業者名 | 京王電鉄株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの) |
踏切区分 | 第1種踏切道 |
人の死傷 | |
都道府県 | 東京都 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年08月31日 |
概要 | 京王電鉄株式会社の京王線新宿駅高幡不動(たかはたふどう)駅行き8両編成の下り普通第5211列車は、平成18年11月27日(月)、下高井戸駅を定刻(23時13分)に出発した。列車の運転士は、約65km/hで力行運転中、下高井戸3号踏切道の特殊信号発光機の停止信号現示を認め、非常ブレーキを使用したが間に合わず、列車は小型乗用車に衝突し、本件踏切を約27m行き過ぎて停止した。列車は、1両目(車両は前から数え、前後左右は、列車の進行方向を基準とする。)の前台車第1軸及び第2軸が左へ脱線した。 列車には、約1,200名の乗客並びに運転士及び車掌が乗車していたが、負傷者はいなかった。 小型乗用車には、1名が乗車していたが、衝突前に退避したため負傷はなかった。また、列車は床下機器が損傷し、小型乗用車は大破したが、火災の発生はなかった。 |
原因 | 本事故は小型乗用車が踏切遮断機の警報開始後に踏切内に停止したこと及び本件運転士が特殊信号発光機の停止信号現示に気付くのが遅れブレーキ使用が遅れたことのため、本件列車が小型乗用車と衝突して脱線したことによるものと推定される。 小型乗用車が本件踏切内に停止したことについては、警報開始後に進入したこと及び運転者が遮断かんを押して出られることを知らなかったことによるものと考えられる。 また、本件運転士が停止信号現示に気付くのが遅れたことについては、眠気によるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |