
| 報告書番号 | RA2007-1-1 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2006年01月14日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 小坂線 茂内駅~大館駅間[秋田県大館市] |
| 事業者区分 | 中小民鉄 |
| 事業者名 | 小坂製錬株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故 |
| 踏切区分 | |
| 人の死傷 | |
| 都道府県 | 秋田県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2007年02月23日 |
| 概要 | 小坂製錬株式会社の小坂線小坂駅発大館駅行き12両編成(機関車1両と貨車11両)の上り第52列車(初列車)は、平成18年1月14日(土)、茂内駅を定刻(10時20分)から約4分遅れて出発した。 列車の運転士は、速度約15km/hで力行運転していたが、線路上の積雪の影響により列車の速度が約5km/hまで低下し、10時30分ごろ、少し落下したような軽い衝撃があったため、非常ブレーキを使用して列車を停止させた。 列車の停止後、確認したところ、1両目機関車(車両は機関車を含め前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。)の前台車第1軸が右へ脱線していた。 列車には、運転士、車掌及び社員1名(線路巡回の保線係員)が乗車していたが、死傷者はなかった。 |
| 原因 | 本事故は、本件落石防止柵付近の線路上に水分を含む重い雪が堆積していたにもかかわらず、それまでの経験から、スノープラウの翼を下げて本件列車による除雪を行ったことから、本件列車の床下及び左側に溜まった水分を含む重い圧雪によって1両目機関車が押し上げられるとともに右へ押し出されたため、同車両前台車第1軸が右へ脱線したことによるものと推定される。 |
| 死傷者数 | なし |
| 勧告・意見(建議) | |
| 情報提供 | |
| 動画(MP4) | |
| 備考 |