報告書番号 | RI2007-1-1 |
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発生年月日 | 2005年08月16日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 有楽町線 池袋駅~要町駅間(複線)[東京都豊島区] |
事業者区分 | 大手民鉄 |
事業者名 | 東京地下鉄株式会社 |
事故等種類 | 車両障害 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 東京都 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年04月27日 |
概要 | 東京地下鉄株式会社の有楽町線新木場駅発西武池袋線清瀬駅行きB735S列車(10両編成)は、平成17年8月16日(火)、池袋駅を定刻(8時15分)に出発し、速度約40km/hで運転中に右側(前後左右は列車の進行方向を基準とする。)の複数の旅客乗降用扉が一時的に開いた。このため同列車は要町駅で運転を打ち切ることとされ全ての乗客を要町駅で降車させた後、同社の和光検車区に回送された。 なお、列車には乗客約100名が乗車していたが、旅客乗降用扉が開いたことによる乗客の転落等はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、本件列車の戸閉装置に設置された短絡スイッチが「ON」となっていたところに、右側の全ての戸閉電磁弁に一時的に電圧が加わったため、本件列車において、走行中に右側の複数のドアが一時的に開いたことによるものと推定される。 短絡スイッチが「ON」となっていたことについては、その経緯は明らかにすることができなかったが、短絡スイッチのツマミと小フタとの関係が当初の設計と異なり、短絡スイッチが「ON」の状態でも小フタを閉じることが可能な構造に改修されていたこと等が関与したものと推定される。 走行中に右側の全ての戸閉電磁弁に一時的に電圧が加わったことについては、その原因を明らかにすることはできなかった。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |