報告書番号 | RI2007-2-1 |
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発生年月日 | 2005年07月17日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 鹿児島線 熊本駅構内[熊本県熊本市] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 九州旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 信号違反 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 熊本県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年09月28日 |
概要 | 九州旅客鉄道株式会社の鹿児島線小倉駅発熊本駅行き4両編成の下り特急電第1031M列車(有明31号)は、平成17年7月17日(日)、上熊本駅を定刻(21時13分)より約10分遅れて出発した。 列車の運転士は、工事のため現示停止 となっていた熊本駅構内の下り場内信号機に設置してある手信号代用器 の信号現示が進行信号であることを確認し、場内信号機を越えて列車を進行させたところ、先行する下り普通電第331M列車が1番線に停止していたため、ブレーキ操作を行いその先行列車の約154m手前に停止させた。 |
原因 | 本重大インシデントは、信号冒進をした先行列車が1番線に停止し、進路を支障しているにもかかわらず、これを確認できないまま手信号代用器に進行信号を現示したため、本件列車が下り場内信号機を越えて1番線に進入したものと推定される。 信号冒進をした先行列車が進路を支障していることを確認できないまま、手信号代用器に進行信号を現示したことについては、ホームモニターにより列車の進入を確認し、踏切道の通過連絡で進路の支障の有無を判断する等、進路の確認方法が適切でなかったことによるものと推定される。 なお、先行列車の信号冒進を確認できなかったことについては、降雨により列車ダイヤが乱れたため、列車の運行が集中して輸送指令等からの連絡が輻輳したことや、信号扱所内が騒然としていたことにより、現場扱駅長に下り線進入確認者等からの連絡が伝わらなかったことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |