報告書番号 | RA2006-1-6 |
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発生年月日 | 2004年11月28日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 奥羽線 鯉川駅構内[秋田県山本郡琴丘町] |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 秋田県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2006年02月24日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社の奥羽線秋田駅発青森駅行き2両編成の下り普通第647M列車は、平成16年11月28日(日)、八郎潟駅を定刻(11時42分)に出発した。列車の運転士は、速度約50km/hの惰行運転で鯉川駅の場内信号機を越え、分岐器を過ぎてから常用ブレーキを使用したが、車輪が滑走状態となったので、プラットホーム手前で非常ブレーキを使用した。列車は列車停止位置目標を行き過ぎ、停止信号現示の出発信号機を越えて、安全側線に進入し砂利盛りに乗り上げて、先頭車両の前台車第1軸(前後左右は進行方向を基準とする。)が脱線した。 列車には、乗客32名及び乗務員2名が乗車していたが、死傷者はなかった。 |
原因 | 本事故は、事故前日又は前々日の強風により、同社の防雪林から杉の葉が線路上に飛来したにもかかわらず、これが除去されることがなかったため、レール頭頂面と本件列車の車輪の踏面にこの杉の葉及び付着物が介在し、2両編成の本件列車の車輪が滑走状態となったことにより、列車停止位置目標に停止することができず、その後、安全側線に進入し車止めの砂利盛りに乗り上げて脱線したことによるものと推定される。 線路上に飛来した杉の葉が除去されることがなかったのは、強風が生じた後に駅構内の管理巡回が行われていなかったことから、杉の葉の堆積状況について適切に把握されていなかったことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |