報告書番号 | RA2004-1-2 |
---|---|
発生年月日 | 2003年03月05日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 志度線 房前駅構内[香川県木田郡牟礼町] |
事業者区分 | 中小民鉄 |
事業者名 | 高松琴平電気鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | |
人の死傷 | |
都道府県 | 香川県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年02月27日 |
概要 | 高松琴平電気鉄道株式会社の志度線瓦町駅発琴電志度駅行き3両編成の下り第1017列車は、平成15年3月5日(水)、塩屋駅を定刻(9時08分)に出発した。房前駅構内の左曲線を通過中、運転士はホーム端手前約15m付近で異常な振動を感知したため、常用ブレーキを使用して停止した。当該列車の1両目後台車が右へ回転した状態で全2軸が脱線していた。当該列車には乗客6名、運転士1名、車掌1名が乗車していたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、次のことにより レール継目部付近で、右車輪の脱線係数(横圧輪重比)が脱線の限界を超え、車輪が外軌レール上に乗り上がったこと、更に脱線防止レールが脱線防止機能を発揮できなかったことのため、脱線したものと推定される。 (1) 継目部付近の整備基準値を超える局所的な通り変位により、著しく大きな横圧が発生したこと (2) 通常の走行速度に対して過大なカントを設定していたことに加え、継目部付近の局所的な平面性変位により、外軌側の輪重減少を生じたこと なお、脱線防止レールが脱線防止機能を発揮できなかったのは、脱線防止レールの種類及び取付状況が適切ではなかったことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |