報告書番号 | 2003-6-4 |
---|---|
発生年月日 | 2002年10月29日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 本線 播磨町駅~東二見駅間[兵庫県明石市]西二見西第三踏切道(第1種踏切道) |
事業者区分 | 準大手 |
事業者名 | 山陽電気鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの) |
踏切区分 | 第1種踏切道 |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 兵庫県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年10月31日 |
概要 | 山陽電気鉄道株式会社(以下「同社」という。)の本線高砂駅発東二見駅行き4両編成の上り第8432列車(回送列車、以下「本件列車」という。)は、平成14年10月29日(火)、高砂駅を定刻に発車した。本件列車の運転士(以下「運転士」という。)は、速度約100km/hからの惰行運転中、0時23分ごろ、西二見西第三踏切道(以下「本件踏切」という。)の約100m手前で踏切内に停止している普通自動車を発見したため、直ちに気笛を吹鳴し非常ブレーキを使用したが間に合わず、本件列車は、普通自動車と衝突した。本件列車は、衝突後1両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。以下同じ。)の床下に巻き込んだ普通自動車を引きずりながら、約164m走行して停止した。停止するまでの間に電車線柱3本と衝撃し、1両目の全軸が脱線した。 本件列車には、運転士及び車掌が乗務しており、運転士が重傷を負った。普通自動車の運転者(以下「運転者」という。)は、降車していたため負傷はなかった。 普通自動車は大破し、本件列車は車体及び屋根上機器等に損傷を受けた。 |
原因 | 本事故は、普通自動車が本件踏切に進入した際、入口に設けられていた立杭に左側後輪が衝突し、後軸が折損し動けなくなったことにより、上り線路上に停止していたところを、本件列車が本件踏切の約100m手前の位置で発見し、直ちに非常ブレーキを使用したが間に合わず衝突し、衝突後、普通自動車を1両目の床下に巻き込んだため、脱線したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | 負傷:1名(運転士) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |