報告書番号 | 2003-6-1 |
---|---|
発生年月日 | 2002年09月26日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 名古屋本線 奥田駅~大里駅間[愛知県稲沢市]大里8号踏切道(第1種踏切道) |
事業者区分 | 大手民鉄 |
事業者名 | 名古屋鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故 |
踏切区分 | 第1種踏切道 |
人の死傷 | 死亡:負傷 |
都道府県 | 愛知県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年10月31日 |
概要 | 名古屋鉄道株式会社(以下「同社」という。)の名古屋本線新岐阜駅発豊橋駅行き8両編成の上り特急第86列車(以下「本件列車」という。)は、平成14年9月26日(木)、国府宮駅を約1分遅れで発車した。本件列車の運転士(以下「運転士」という。)は、奥田駅を速度120km/hで通過中、8時32分ごろ、前方の大里8号踏切道(以下「本件踏切」という。)に左から進入してくる普通自動車を発見し、直ちに気笛吹鳴とともに非常ブレーキを使用した。普通自動車は、本件踏切から線路内に進入し、本件列車の前を同じ方向に走行したため、本件列車は、本件踏切を過ぎたところで普通自動車に衝突し、本件踏切から約272m進んだ位置で停止した。 本件列車は、1両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。以下同じ。)及び2両目の全軸が脱線した。 本件列車には、乗客約900名及び乗務員3名(運転士1名、車掌2名)が乗車しており、このうち乗客32名、運転士及び車掌1名が軽傷を負った。 普通自動車には運転者のみが乗車しており、死亡した。 普通自動車は大破し、本件列車は、車体、台車、パンタグラフ及び床下機器等に損傷を受けた。 |
原因 | 本事故は、普通自動車が、本件踏切の踏切遮断機及び踏切警報機が動作していたにもかかわらず、降下していた遮断かんを押しのけて本件踏切に進入し、更に線路内に進入して上り線の線路を走行したことにより、本件列車が普通自動車に後ろから衝突し、衝突後、普通自動車を巻き込んだため、脱線したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | 死亡:1名(普通自動車運転者)、負傷:34名(乗客32名、運転手及び車掌) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
動画(MP4) | |
備考 |