
| 報告書番号 | 2002-5-5 |
|---|---|
| 発生年月日 | 2002年08月19日 |
| 区分 | 鉄道 |
| 発生場所 | 仙石線 鹿妻駅~矢本駅間[宮城県桃生郡矢本町]笠松踏切道(第1種踏切道) |
| 事業者区分 | JR |
| 事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
| 事故等種類 | 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの) |
| 踏切区分 | 第1種踏切道 |
| 人の死傷 | 死亡:負傷 |
| 都道府県 | 宮城県 |
| 報告書(PDF) | 公表 |
| 公表年月日 | 2002年12月27日 |
| 概要 | 東日本旅客鉄道株式会社(以下「同社」という。)のあおば通駅発石巻駅行き4両編成の下り快速第3821S列車(以下「本件列車」という。)は、平成14年8月19日(月)、野蒜駅を定刻に出発した。本件列車の運転士(以下「運転士」という。)は、速度約94km/hで惰行運転中、笠松踏切道(以下「本件踏切」という。)を通過する直前に左側から普通自動車が本件踏切に進入するのを発見し、非常気笛を吹鳴するとともに非常ブレーキを使用したが間に合わず、普通自動車と衝突した。本件列車は、普通自動車を引きずったまま本件踏切から約340m行き過ぎて停止した。本件列車は、1両目(車両は前から数え、前後左右は進行方向を基準とする。以下同じ。)前台車第1軸が左側に脱線していた。 本件列車には、約270名の乗客が乗車しており、このうち3名が軽傷を負った。運転士及び車掌に負傷はなかった。 普通自動車には、運転者のみが乗車しており、死亡した。 普通自動車は大破し、本件列車は軽微な損傷を受けた。 |
| 原因 | 本事故は、普通自動車が、本件踏切の警報機及び遮断機が動作していたにもかかわらず、降下している遮断かんを突破して本件踏切内に進入したことから、列車と衝突し、衝突後、本件列車が普通自動車を1両目の車両の床下に巻き込んだため、脱線したことによるものと推定される。 |
| 死傷者数 | 死亡:1名(普通自動車運転者)、負傷:3名(乗客) |
| 勧告・意見(建議) | |
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| 備考 |