報告書番号 | 2002-5-1 |
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発生年月日 | 2002年07月11日 |
区分 | 鉄道 |
発生場所 | 弥彦線 吉田駅~矢作駅間[新潟県西蒲原郡弥彦村]矢作橋梁踏切道(第4種踏切道) |
事業者区分 | JR |
事業者名 | 東日本旅客鉄道株式会社 |
事故等種類 | 列車脱線事故(踏切障害に伴うもの) |
踏切区分 | 第4種踏切道 |
人の死傷 | 負傷 |
都道府県 | 新潟県 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2002年12月27日 |
概要 | 東日本旅客鉄道株式会社(以下「同社」という。)の弥彦線東三条駅発弥彦駅行き2両編成の上り第228M列車(以下「本件列車」という。)は、平成14年7月11日(木)、ワンマン運転で吉田駅を定刻(10時03分30秒)に出発した。本件列車の運転士は、速度約70km/hで惰行運転中、矢作橋梁踏切道(以下「本件踏切」という。)に差し掛かる約50m手前で、進行方向左側からマイクロバスが本件踏切へ進入するのを発見し、非常気笛を吹鳴するとともに非常ブレーキを使用したが、間に合わず衝突した。本件列車は、マイクロバスを引きずったまま本件踏切から約100m走行して停止した。本件列車は、先頭車両前台車の第1軸及び第2軸が進行方向左側に脱線した。 本件列車に乗車していた乗客12名及び運転士に死傷はなかった。マイクロバスには、運転者だけが乗車しており重傷を負った。 マイクロバスは大破し、本件列車は列車の前部を中心に損傷した。 |
原因 | 本事故は、マイクロバスの運転者が、本件踏切進入前に一旦停止及び左右確認を確実に行わないまま本件踏切に進入したことから、本件列車の先頭部分に衝突し、引きずられたマイクロバスが進行方向右側の電車線柱に衝突したため、列車に左向きの衝撃力が働き、脱線したことによるものと推定される。 運転者が本件踏切進入前に、一旦停止及び左右確認を行わなかったのは、迎えの時間に遅れることに対する焦りが関与したものと推定される。 |
死傷者数 | 負傷:1名(マイクロバス運転者) |
勧告・意見(建議) | |
情報提供 | |
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備考 |