JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 96-4
発生年月日 1994年10月18日
発生場所 大阪府泉佐野市
航空機種類
事故等種別の分類
(Occurrence Category)
AIRPROX/TCAS ALERT/LOSS OF SEPARATION/NEAR MIDAIR COLLISIONS/MIDAIR COLLISIONS
飛行の段階
(Phase of Flight)
EN ROUTE
人の死傷 死亡
航空機区分 回転翼機 回転翼機
型式 アエロスパシアル AS355F1 アエロスパシアル AS350B
登録記号 JA9621-JA9250
運航者 株式会社朝日新聞社、株式会社毎日新聞社
事故等種類
報告書(PDF) 公表
公表年月日 1996年06月28日
概要 株式会社朝日新聞社所属アエロスパシアル式AS355F1型JA9621(回転翼航空機)及び株式会社毎日新聞社所属アエロスパシアル式AS350B型JA9250(回転翼航空機)は、平成6年10月18日、取材飛行の途上、10時07分ごろ、大阪府泉佐野市上之郷インターチェンジ上空付近において空中接触し、JA9621は大阪府泉佐野市上之郷1085番地の畑地に墜落した。JA9250は取材を終了した後、11時07分、大阪国際空港に着陸した。
JA9621には機長ほか2名(整備士およびカメラマン)が搭乗していたが、全員死亡した。
同機は大破したが、火災は発生しなかった。
JA9250には機長ほか2名(整備士及びカメラマン)が搭乗していたが、死傷者はなかった。
同機は小破したが、飛行を継続した。
原因 本事故は、両機が対向して接近し、互いに相手機を視認した時点で回避操作を行ったが間に合わず接触したものと推定される。B機(JA9250)はその際、水平安定板の右側を欠したが、それに気づかず飛行を継続し、A機(JA9621)はその際メイン・ロータ・ブレードの一部を欠損し、その結果生じたアンバランス荷重によってテール・ブームが破損し、操縦不能に至り墜落したものと認められる。
なお、両機の機長が、相手機を視認しないまま接近したことは、両機長の前方への注意が十分でなかったためと認められるが、このことは、それぞれ相手機が山脈又は市街地を背景に接近中であったため、互いに視認しにくい飛行条件下であったことが関与したものと考えられる。
死傷者数
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
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