報告書番号 | 93-5 |
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発生年月日 | 1991年09月19日 |
発生場所 | 千葉県新東京国際空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
EVACUATION |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAXI |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング 747-400 |
登録記号 | N663US |
運航者 | ノースウエスト航空 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1993年09月24日 |
概要 | ノースウエスト航空会社所属ボーイング式747-400型N663USは、平成3年(1991年)9月19日、09時05分協定世界時(日本標準時18時05分)ごろ、ニューヨークJ.F.ケネディ国際空港へ向けて新東京国際空港を離陸した。その後同機は、09時21分協定世界時(日本標準時18時21分)ごろ、新東京国際空港の東約90海里の太平洋上空において高度約26,000フィートを上昇飛行中、幾つかのシステムの不具合を示すメッセージが計器上に表示され、一部のシステムに不具合も生じたため、緊急状態を宣言するとともに新東京国際空港へ引き返した。 同機は、燃料を投棄した後10時31分協定世界時(日本標準時19時31分)ごろ同空港に緊急着陸をしたが、着陸滑走中及び誘導路に停止した際、No.2エンジン・パイロン・ストラット上部付近に二度にわたり火災が発生したため、10時36分協定世界時ごろ誘導路上で乗組員21名及び乗客294名計315名が緊急脱出を行い、この際乗客8名が重傷を負った。 |
原因 | 本事故は、No.2エンジン・パイロン・ストラット上部の左主翼前縁内で火災が発生し、また、緊急脱出が行われた際に乗客が負傷したものである。 火災が発生したのは、No.2エンジン燃料フィード・パイプとNo.1ジェネレータ・フィーダ・ケーブルの間隙が狭かったために生じた擦れによる損傷に起因するものと推定される。 また、乗客が負傷したのは、脱出スライドを滑り降りた際、誘導路の舗装面にぶつかったり、あるいは前後の乗客と互いにぶつかったことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |