報告書番号 | AI2024-4-3 |
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発生年月日 | 2022年06月02日 |
発生場所 | 鹿児島空港 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY INCURSION |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
APPROACH TAXI |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 回転翼航空機 |
型式 | シーラス式SR22型、アグスタ式A109E型 |
登録記号 | JA74MD_JA02KG |
運航者 | 独立行政法人航空大学校、鹿児島国際航空株式会社 (法人番号 4350005001054〔独立行政法人航空大学校〕、 8340001000833〔鹿児島国際航空株式会社〕) |
事故等種類 | 他の航空機が使用中の滑走路への着陸の試みに準ずる事態 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2024年08月29日 |
概要 | 令和4年6月2日(木)、鹿児島空港において、独立行政法人航空大学校所属シーラス式SR22型JA74MDが航空管制官の指示により離陸準備のため誘導路T2において停止中、鹿児島国際航空株式会社所属アグスタ式A109E型JA02KGが、別の航空管制官の許可を受けて、同誘導路に設置されたヘリコプター用離着陸地点(ヘリパッド)へストップアンドゴーを行うために進入し、着陸を試みた。 |
原因 | 本重大インシデントは、タワーが、ヘリパッドが設置された誘導路にA機が停止しているにもかかわらず、B機に対し、同ヘリパッドへのストップアンドゴーの許可を発出したことにより発生したものと認められる。 タワーが、B機に対し、同ヘリパッドへのストップアンドゴーの許可を発出したことについては、タワーがB機のストップアンドゴーの実施に支障となる航空機等が存在していないことについて、目視による確認を十分行わず、A機の存在を認識していなかったことによるものと推定される。 タワーがA機の存在を認識していなかったことについては、タワーがヘリパッドの管理をするグラウンドに対し事前に承認を求めなかったことから、A機の存在を認識する機会を逸したこと、及びグラウンドがタワーへA機の通信移管を行わなかったことが関与したものと考えられる。 これらの背景要因として、一時的な交通量の増加によりタワーの業務負荷が高い状態になっていたことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |