報告書番号 | AI2020-2-1 |
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発生年月日 | 2019年03月29日 |
発生場所 | 関西国際空港の南西約90km、高度約3,600m |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FUEL RELATED |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式787-8型 |
登録記号 | VHVKJ |
運航者 | ジェットスター・エアウェイズ |
事故等種類 | 飛行中における複数の発動機の継続的な推力の損失に準ずる事態 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2020年06月25日 |
概要 | ジェットスター・エアウェイズ所属ボーイング式787-8型VHVKJは、同社のJQ15便として平成31年3月29日(金)、13時11分ケアンズ空港を離陸し、関西国際空港へ向けて高度4,900m付近を降下中、左エンジンが一時的にアイドル以下に低下し、次いで右エンジンも一時的にアイドル以下に低下した。同機は、19時19分関西国際空港に着陸した。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が着陸のための降下中に、左右のエンジンの燃料調量に関与するスプールに主にマグネシウム塩で構成される残留物が堆積して動きを妨げられたため、それぞれのエンジンの回転数にオシレーションが発生し、両方のエンジンが完全に同時ではないものの一時的にアイドル以下になったものと推定される。 スプールに残留物が堆積したことについては、本重大インシデントが発生した飛行の2日前に実施した燃料タンクの殺菌作業時に搭載された殺菌剤の混合比が高い燃料と残燃料がタンク内で十分に混ざらずエンジンに供給されたことによる可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |