報告書番号 | AA2017-7-2 |
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発生年月日 | 2017年04月16日 |
発生場所 | 広島県山県郡安芸太田町 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | クイックシルバー式MXⅡスプリントTOP-R582L型(超軽量動力機、複座) |
登録記号 | JR1286 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 不時着時の操縦者負傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2017年10月26日 |
概要 | 個人所属クイックシルバー式MXⅡスプリントTOP-R582L型JR1286は、平成29年4月16日(日)、慣熟飛行のため、操縦者のみが搭乗して広島県山県郡安芸太田町の杉の泊スカイホビーフィールド場外離着陸場を離陸し、上昇中にエンジンが停止したため、付近の道路に不時着した際、機体が損傷するとともに、操縦者が重傷を負った。 |
原因 | 本事故は、同機が同場外から離陸し、上昇中にエンジンが停止したため、操縦者は不時着を行ったが、その際に重傷を負ったものと推定される。 エンジンが停止したことについては、前方シリンダーのピストン・リングにカーボンが堆積していたため、ピストン・リングがピストンに固着し、ピストンとシリンダー間の摩擦が増加したことにより、シリンダー内の温度が上昇して、ピストンに熱膨張が生じ、ピストンがシリンダーに強くこすれて動きが拘束されたことによるものと推定される。 また、ピストン・リングにカーボンが堆積していたことには、同機の点検及び整備が適切に行われていなかったことが関与した可能性がある。 |
死傷者数 | 1名重傷(操縦者) |
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動画(WMV) |