報告書番号 | AA2013-1-5 |
---|---|
発生年月日 | 2012年02月19日 |
発生場所 | 北海道空知郡南富良野町 狩振岳場外離着陸場 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
LOSS OF CONTROL-GROUND ABNORMAL RUNWAY CONTACT |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | ユーロコプター式EC120B型 |
登録記号 | JA710H |
運航者 | 日本ヘリシス株式会社 |
事故等種類 | 離陸時の横転 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2013年01月25日 |
概要 | 日本ヘリシス株式会社所属ユーロコプター式EC120B型JA710Hは、平成24年2月19日(日)13時25分ごろ、狩振岳場外離着陸場を離陸する際に横転し、機体を損傷した。 同機には、機長のみが搭乗していたが、死傷はなかった。 同機は中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が離陸する際にダイナミックロールオーバーとなって横転したため、機体を損傷したものと推定される。 同機がダイナミックロールオーバーとなって横転したのは、右側スキッドが障害物に拘束された状況で離陸操作を続けたためと考えられる。 同機が離陸する際に障害物に拘束された状況となったのは、離陸前に雪面上に突出し同機を拘束したはい松の枝と考えられる障害物によって離着陸地帯が使用するのに不適切な状態であったことが、地上で気付かれなかったためと推定される。 右側スキッドを拘束された状態で離陸操作を続けたのは、機長の積雪状態の山頂で離着陸するための知識及び技能が不足していたことが関与し、機長が一度離陸操作を中止した後に地上誘導員に連絡して障害物の確認を依頼するとともに再離陸では再びローリングしないことを確認しながら操作するなど、接地面の障害物に対する慎重な配慮が不足したことによる可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |