JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 AI2012-2-1
発生年月日 2010年10月23日
発生場所 横田飛行場の南東約2㎞の市街地上空、高度約2,000ft
航空機種類 飛行機
事故等種別の分類
(Occurrence Category)
FUEL RELATED
飛行の段階
(Phase of Flight)
EN ROUTE
人の死傷
航空機区分 小型機
型式 セスナ式TU206G型
登録記号 JA3818
運航者 川崎航空株式会社
事故等種類 燃料欠乏
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年03月30日
概要  川崎航空株式会社所属セスナ式TU206G型JA3818は、航空測量のため、平成22年10月23日(土)09時05分、調布飛行場を離陸し、富山県黒部川河口付近での作業を終了後、目的地を新潟空港から調布飛行場へ変更して帰投中、燃料欠乏による緊急事態を宣言して横田飛行場に着陸した。
 同機には機長及びカメラマンが搭乗していたが、死傷者はなく、航空機の損壊もなかった。
原因  本重大インシデントは、同機が燃料計に誤差がある状態で運航されたため、「緊急の措置を講ずる必要が生じた燃料の欠乏」状態に陥ったものと推定される。
 機長が燃料計の誤差に気付かなかったのは、実際の燃料消費率は機長が計算の根拠とした値以上であったが、燃料計の誤差のためこれが判断できなかったためと推定される。
 なお、同機が燃料欠乏状態に陥ったことには、機長が余裕のある燃料計画をせず、またFSCを通じて松本空港で給油の依頼を行った際、燃料補給の意思を強く示さなかったことが関与したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると、「勧告・意見」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。
    なお、動画はWMV形式でデータ速度は1000kbpsです。