報告書番号 | AI2012-5-1 |
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発生年月日 | 2010年08月15日 |
発生場所 | 仙台空港の西約11km上空、高度約5,500ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FIRE/SMOKE (NON-IMPACT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ダグラス式MD-90-30型 |
登録記号 | JA002D |
運航者 | 株式会社日本航空インターナショナル |
事故等種類 | 発動機内火災発生 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2012年06月29日 |
概要 | 株式会社日本航空インターナショナル所属ダグラス式MD-90-30型JA002Dは、平成22年8月15日(日)、同社の定期3538便として、福岡空港に向けて16時08分に仙台空港を離陸したが、離陸上昇中の16時10分ごろ、高度約5,500ftにおいて、右エンジンの火災警報装置が作動したため緊急事態を宣言し、右エンジンを停止させるとともに消火装置を作動させ、仙台空港に引き返し、16時23分に着陸した。着陸後、右エンジンカウル内の熱損傷が確認された。 同機には、機長ほか乗務員4名、乗客106名の計111名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が離陸中に、右エンジンの第4ベアリング・スカベンジチューブが破断したため、第4ベアリング・スカベンジチューブがディフューザーケースから抜け出し、抜け出た開口部から噴き出たエンジンオイルがエンジン高温部に接触して、火炎が発生したものと考えられる。 第4ベアリング・スカベンジチューブが破断したのは、エンジンの運転に伴う繰り返し応力により第4ベアリング・スカベンジチューブに破壊起点が発生し、疲労破壊が進展したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | 安全勧告 |
情報提供 | |
動画(WMV) |