報告書番号 | AA2012-2-1 |
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発生年月日 | 2009年10月11日 |
発生場所 | 美瑛岳の東約6kmの山中 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
NAVIGATION ERRORS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | バレンティン/FFT式KIWI型(単座) |
登録記号 | JA2503 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 不時着時機体損傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2012年02月24日 |
概要 | 個人所属バレンティン/FFT式KIWI型JA2503は、平成21年10月11日(日)、慣熟飛行のため機長が搭乗し、美瑛滑空場を航空機えい航で離陸し飛行中の16時10分ごろ、北海道美瑛岳の東約6kmの山中に不時着した際、機体を損傷した。 同機は中破した。 |
原因 | 本事故は、同機が強風により山の近くまで流され、気流の擾乱に遭遇してキャノピーが破損し、飛行の継続が困難となり、不時着した際、立木に衝突したため、機体を損傷したことによるものと推定される。 同機が気流の擾乱に遭遇したことについては、同機長が事前に高層の気象情報を入手し、滑空機の性能を十分理解した上で、引き返すために必要な高度と到達距離を考慮していなかったことにより、山及び山の風上側に発生する積雲に接近したことによるものと考えられる。 キャノピーが破損したことについては、同機長がシートベルトを確実に締めていなかったため、気流の擾乱に遭遇した際に頭部をキャノピーに強打したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | 1名軽傷(機長) |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |