報告書番号 | AA2009-9-2 |
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発生年月日 | 2008年10月23日 |
発生場所 | 秋田県仙北市田沢湖生保内場外離着陸場 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
COLLISION WITH OBSTACLE(S) DURING TAKEOFF AND LANDING |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | アエロスパシアル式SA315BアルウェットⅢ型 |
登録記号 | JA6117 |
運航者 | 東邦航空株式会社 |
事故等種類 | 着陸時機体損傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年10月30日 |
概要 | 東邦航空株式会社所属アエロスパシアル式SA315BアルウェットⅢ型JA6117は、平成20年10月23日(木)12時15分ごろ、資材輸送のため、秋田県仙北市田沢湖生保内場外離着陸場において接地する際に、離着陸地帯付近にあったブルーシートが舞い上がり、これがメインローター回転面に吸い込まれ、機体を損傷した。 同機には、機長、整備士及び同乗者の計3名が搭乗していたが、死傷者はいなかった。 同機は中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が接地の際、離着陸地帯付近に十分な飛散物対策が取られずにシートが置かれていたため、同機のダウンウオッシュによってそれが舞い上げられ、メインローター回転面に吸い込まれたことによりブレードの位置関係が崩れ、スペーシングケーブル取付部のリンクの破断によってスペーシングケーブルが脱落し、メインローターシステムのバランスが崩れ、振動が発生し、接地時に機体を損傷したものと推定される。 十分な飛散物対策が取られていなかったことについては、同社の飛散物の処置方法に関する規定が具体性に欠けていたことが関与した可能性があるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |