報告書番号 | AI2010-3-1 |
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発生年月日 | 2008年07月30日 |
発生場所 | 千葉県成田国際空港 B誘導路上 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FIRE/SMOKE (NON-IMPACT) SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAXI |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式777-200型 |
登録記号 | VN-A146 |
運航者 | ベトナム航空 |
事故等種類 | 火炎発生(発動機) |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2010年04月23日 |
概要 | ベトナム航空所属ボーイング式777-200型VN-A146は、平成20年7月30日(水)、同社の定期HVN950便として、07時41分、成田国際空港に着陸後、誘導路を走行中に、07時44分ごろ、右エンジンの火災警報が作動した。同機は、当該エンジンを停止し、消火装置を作動させたところ、火災警報は停止した。 その後、同機がランプインし乗客・乗員全員が降機後に、右エンジンから火災が発生したが、待機していた消防車両により消火された。 同機には、機長ほか副操縦士1名、客室乗務員11名及び乗客264名、計277名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。機体は小破した。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が着陸後地上走行中に、右エンジンの燃料供給ホースから燃料が漏洩したため、漏れた燃料が発火したことによるものと推定される。 燃料が漏洩したのは、燃料供給ホースの取り付け作業時にO-リングが挟み込まれたため切損し、間隙が生じたことによる可能性が考えられる。 この挟み込みには、サイズが小さく緩みが生じ易いO-リングが使用されたこと及び潤滑剤が使用されなかったことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |