報告書番号 | AA2008-8-1 |
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発生年月日 | 2007年06月04日 |
発生場所 | 長野県松本市奥穂高岳鞍部付近 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
EXTERNAL LOAD RELATED OCCURRENCES |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
MANEUVERING |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | アエロスパシアル式SA315BアルウェットⅢ型 |
登録記号 | JA9826 |
運航者 | 東邦航空株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年07月25日 |
概要 | 東邦航空株式会社所属アエロスパシアル式SA315BアルウェットⅢ型JA9826は、平成19年6月4日(月)、長野県松本市安曇の穂高岳山荘(標高約2,983m)において、物資の吊り上げ作業中、6時50分ごろ墜落した。 同機には、機長のみが搭乗していたが、軽傷を負った。 同機は、大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が、物資を吊り上げる際に、同機の位置及び飛行姿勢が急変して、傾斜して高くなっていた雪面にメイン・ローター・ブレードを接触させ、更に機体を後退させる際にテイル・ローター・ブレードを雪面に接触させたために3枚全てのブレードが破断してヨー・コントロール不能となり、機体が旋転して冬期小屋の屋根に衝突したことによるものと推定される。 同機の位置及び飛行姿勢が急変したのは、風向風速の瞬間的な変化による可能性が考えられ、飛行姿勢が急変したのは、その他に吊り荷を雪上で引きずったことも関与した可能性が考えられる。機体を後進させたのは、機長が衝突を回避して、フックを外し易くしようとしたことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |