報告書番号 | AI2006-2-4 |
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発生年月日 | 2005年08月15日 |
発生場所 | 熊本県玉名郡横島町(平成17年10月3日より玉名市) |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FUEL RELATED |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | セスナ式R172P型 |
登録記号 | JA3828 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2006年03月31日 |
概要 | 個人所属セスナ式R172K型JA3828は、平成17年8月15日(月)、レジャーのため、機長及び同乗者3名の計4名が搭乗し、小値賀空港を離陸し、熊本空港に向けて飛行中、エンジンが停止したため、12時28分ごろ熊本県玉名郡横島町の牧草地に不時着した。 搭乗者の負傷 なし 航空機の損壊 なし 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機が飛行中、燃料が枯渇したためエンジンが停止し、「飛行中における発動機の継続的な停止」に至ったものと推定される。 飛行中に燃料が枯渇したことについては、以下のことが関与したものと推定される。 (1) 機長が、これまでの飛行経験から、燃料をタンク一杯に給油した場合、約6時間飛行できると思い込んでいたこと (2) 機長は燃料油量計と実燃料量に対する認識が乏しく、経由地点(寄港地)で、燃料油量計の指示を適切に判断できなかったこと (3) 同機には、4名が搭乗し、各人の荷物、燃料量により、過積載の状況(松山空港離陸時約195lb 超過、種子島離陸時約48lb 超過)から、燃料消費量が増加していたこと (4) 種子島空港から小値賀空港へ向かう飛行中、向い風が強く飛行時間が長くなったことにより、燃料消費量が増加していたこと (5) 同機に搭乗していた機長ほか3名は、操縦の訓練を兼ねており、操縦の修正操作等により、必要以上にエンジンを加速し、燃料消費量が増加していたこと (6) 僚機との飛行で、到着時間の遅れから、エンジン出力を経済出力以上に設定したことにより、燃料消費量が増加していたこと |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |